近郊型電車〜JR西日本広島支社115系


國鐵廣島こと、広島支社の115系は、各車の形態がバリエーションに富んでいます。
ここでは、その115系のほぼ全ての編成バリエーションをそろえてみました。

画像は、全て左が岡山寄り、右が下関寄りとなっております。
また、編成名がグレーで記載されているものは、その編成がTK画像の形態で現存していないことを表しています。


C・O編成

下関総合車両所に所属する、主に0・300・1000・2000番台の4両編成です。
2009年から、中でも全車にN30体質改善工事が施工されている編成はO編成という区分になっています。


セキC-02編成

クハ115-3115 モハ115-2002 モハ114-2002 クハ115-3015
現セキO-01編成。N30施工前の姿です。

セキC-13編成

クハ115-1141 モハ115-2013 モハ114-2013 クハ115-608
N30施工前。クハ115-608はAU13形クーラーを6基搭載。
クハ115-1141 モハ115-2013 モハ114-2013 クハ115-608
N30施工後。現在の姿。クハ115-608は塗装変更のみのいわゆるクソタイプ。

セキC-14編成

クハ115-1113 モハ115-2014 モハ114-2014 クハ115-219
N30施工前。クハ115-219は岡山からの転属車。簡易リニューアルのいわゆる禿タイプ(詐欺タイプとも)。
クハ115-1113 モハ115-2014 モハ114-2014 クハ115-219
N30施工後。現在の姿。
クハ115-1113 モハ115-2014 モハ114-2014 クハ115-219
末期色化された現在の姿。

セキC-16編成

クハ115-191 モハ115-2016 モハ114-2016 クハ115-218
N30施工後。現在の姿。クハ115は2両とも塗装変更のみのいわゆるクソタイプ。

セキC-20編成

クハ115-3113 モハ115-2020 モハ114-2020 クハ115-3013
現セキO-02編成。2004年11月頃、組みかえられた当時の広島快速色+瀬戸内色の混色編成。

セキC-24編成

クハ115-109 モハ115-2024 モハ114-2024 クハ115-654
2004年ごろの姿。湘南色+体質改善色の混色編成。
クハ115-1151 モハ115-2024 モハ114-2024 クハ115-654
クハ115-1151組み込み当時の姿。クハ115-1151は、当初は塗装変更のみでN30は施工されていませんでした(現在は施工されています)。

セキC-25編成

クハ115-1120 モハ115-2025 モハ114-2025 クハ115-2017
現在のO-03編成。N30施工前の姿。

セキC-31編成

クハ115-317 モハ115-311 モハ114-311 クハ115-318
C-30〜C-37編成は、国鉄時代に小山電車区から転属したグループ。岡山方のクハには、かつては自販コーナーがありました。
300番台は現在全編成が末期色化されています。

セキC-32編成

クハ115-319 モハ115-312 モハ114-312 クハ115-320
濃黄色(末期色)に塗装変更された現在の姿。

セキC-41編成

クハ115-165 モハ115-1044 モハ114-1105 クハ115-152
1000番台を含む編成の中でも、体質改善工事が施工されていない貴重な編成。モハは網干からの転属車。
クハ115-152は、営業車の中では最古のクハ115です。

セキC-43編成

クハ115-1108 モハ115-1034 モハ114-1095 クハ115-604
福知山電車区からの転属車。転属当初の福知山色の姿。モハ114-1095は霜取りパンタ搭載。
クハ115-1108 モハ115-1034 モハ114-1095 クハ115-604
2007年頃に瀬戸内色に塗装変更されました。
クハ115-1108 モハ115-1034 モハ114-1095 クハ115-604
N30施工後。現在の姿。一部では広島支社最凶編成の呼び声も。
2012年7月にクハ115-604が廃車となり、R-02編成に改変されました。

セキO-01編成

クハ115-3115 モハ115-2002 モハ114-2002 クハ115-3015
元C-02編成。N30施工後の現在の姿。

セキO-03編成

クハ115-1120 モハ115-2025 モハ114-2025 クハ115-2017
元C-25編成。N30施工後の現在の姿。


N編成

下関総合車両所所属の、3000番台・3500番台による4両編成です。
N-14〜N-21編成は、モハ車が117系からの編入車の3500番台となっています。
現在は全編成にN30体質改善工事が施工されています。

セキN-05編成

クハ115-3105 モハ115-3005 モハ114-3005 クハ115-3005
下関の115系の中で、一番最初に濃黄色(末期色)に塗装変更された編成です。

セキN-06編成

クハ115-3106 モハ115-3006 モハ114-3006 クハ115-3006
N30施工前の、広島快速色時代の姿です。

セキN-10編成

クハ115-3110 モハ115-3010 モハ114-3010 クハ115-3010
N30施工後の現在の姿です。

セキN-14編成

クハ115-3114 モハ115-3514 モハ114-3514 クハ115-3014
N30施工後の現在の姿です。

セキN-21編成

クハ115-3121 モハ115-3509 モハ114-3509 クハ115-3021
N30施工前の、広島快速色時代の姿です。この編成は、最後まで広島快速色のまま残った編成でした。


L編成

広島運転所所属の1000番台・2000番台の4両編成です。
全編成にN40またはN30体質改善工事が施工されています(1000番台はN30のみ)。

広L-01編成

クハ115-2102 モハ115-2003 モハ114-2003 クハ115-2003
N40体質改善工事施工車です。

広L-09編成

クハ115-2121 モハ115-2028 モハ114-2028 クハ115-2018
広島のN40施工車で最初に濃黄色(末期色)となった編成です。

広L-16編成

クハ115-1155 モハ115-1119 モハ114-1203 クハ115-1080
N30体質改善工事施工車です。車端部は戸袋窓がふさがれています。

広L-21編成

クハ115-2109 モハ115-2022 モハ114-2022 クハ115-2014
N30体質改善工事施工車です。広島の115系で最初に濃黄色(末期色)となった編成です。


G・H編成

下関総合車両所所属の、クハ111を含む4両編成です。 G編成は岡山寄り、H編成は両端がクハ111となっています。

セキG-01編成

クハ111-268モハ115-108モハ114-94クハ115-605
0番台のモハを組み込んでいた頃の姿です。
クハ111-268(元クハ111-462)のベンチレーターはグロベンです。
クハ115-605(元クハ111-381)の冷房装置はWAU102型を3基搭載しています。
クハ111-268モハ115-108モハ114-94クハ115-605
クハ115-605は福知山からの転属車です。
転属当初は、前面窓周りにぶどう色の縁取りが残っていました。
クハ111-268モハ115-1114モハ114-1198クハ115-605
モハが網干から転属した1000番台(転属当初は6000番台)に組み替えられた末期の姿です。
2012年6月にクハが廃車となり、R-01編成に改変されました。

セキG-02編成

クハ111-139 モハ115-320 モハ114-320 クハ115-622
瀬戸内色時代の姿です。
クハ111-139の冷房装置はWAU102型を3基搭載しています。
クハ115-622は、クハ115-219と同様のリニューアル改造を受け、張り上げ屋根になっています。
クハ111-139 モハ115-320 モハ114-320 クハ115-622
濃黄色(末期色)に塗装変更された現在の姿です。
2012年7月20日現在、クハ111-139とクハ115-622が編成から外され、下関総合車両所内に留置中です。
クハ111-139とクハ115-622が廃車となり、R-03編成に改変されました。

セキG-03編成

クハ111-5091 モハ115-114 モハ114-100 クハ115-607
0番台のモハを組み込んでいた頃の姿です。
クハ115-607はサハ115からの先頭化改造車で、冷房装置はAU13形を4基搭載しています(4基搭載はこれが唯一)。
クハ111-5091の冷房装置は、WAU102形を3基搭載しています。
クハ111-91 モハ115-1109 モハ114-1193 クハ115-607
モハが網干から転属した1000番台(転属当初は6000番台)に組み替えられた現在の姿です。
クハ111-5091は車号が高速化対応前のクハ111-91に戻り、現存する113系の中でも最古となっていましたが、2012年10月に、クハ115-607とともに廃車解体されてしまいました。

セキH-01編成

クハ111-811 モハ115-1109 モハ114-1193 クハ111-812
モハが網干から転属した1000番台(転属当初は6000番台)に組み替えられた現在の姿です。
クハ111の冷房装置は、WAU102形を3基搭載しています。


R編成

クハ車をクハ111からの改造車で置き換えられた編成です。
近畿圏で余剰となった113系が広島に転属し、広島で余剰となったクハ111をクハ115に改造の上、玉突きで下関の車齢の高いクハ115・クハ111を置き換えました。

セキR-01編成

クハ115-2620 モハ115-1114モハ114-1198クハ115-2517
G-01編成のクハが廃車となり、代わりに広F-14編成のクハ111-2120、クハ111-2017を
それぞれクハ115-2620、クハ115-2517に改造・改番のうえ連結し、編成名もR-01編成と
なりました。
クハは体質改善工事が施工されていますが、モハは未施行のままです。

セキR-02編成

クハ115-1108 モハ115-1034 モハ114-1095 クハ115-2515
元C-43編成。クハ115-604が廃車となり、代わりにクハ111-2606改造のクハ115-2515が連結されました。
塗装は変更されていません。

セキR-03編成

クハ115-2642 モハ115-320 モハ114-320 クハ115-2516
元G-02編成。クハが廃車となり、代わりにクハ111-2142、クハ111-2016改造のクハ115-2642、クハ115-2516が連結されました。

セキR-04編成

クハ115-2616 モハ115-1109 モハ114-1193 クハ115-2520
元G-03編成。クハが廃車となり、代わりにクハ111-2116、クハ111-2020改造のクハ115-2616、クハ115-2520が連結されました。
クハは体質改善施工車ですが、末期色化が進行する中、なぜか瀬戸内色で出場しました。
体質改善工事施工車で瀬戸内色はこれが唯一の例です。


セキR-05編成

C-18編成のクハ115-556が廃車となり、代わりにクハ111-2513改造のクハ115-2645を連結してR-05編成となりました。
外観は、115系2000番台のN30施工車(体質改善色)と同じなので、TK画像は作成しませんでした。

セキR-06編成

クハ115-1151モハ115-2024モハ114-2024クハ115-759
元C-24編成。クハ115-654が廃車となり、代わりにクハ111-759改造のクハ115-759が連結されました。
クハ115-759は前面ガラスの押さえが金属製のいわゆる「鉄仮面」で、唯一の末期色+鉄仮面の車両です。

セキR-07編成

クハ115-199モハ115-1061モハ114-1124クハ115-2539
元C-42編成。クハ115-652が廃車となり、代わりにクハ111-2613改造のクハ115-2539が連結されました。


T編成

下関総合車両所所属の2両編成です。
現在は、福知山電車区から転属した、元舞鶴線用の2両編成(N40施工)に置き換えられています。

セキT-04編成

クモハ115-554 クモハ114-554
現在の車両になる前のT編成は、初期型のモハを先頭化した2両編成でした。
T-04編成は、その中で最後まで残った編成です。

セキT-11編成

クモハ115-1536 クモハ114-1106
クモハ114は霜取りパンタを搭載しています。

セキT-12編成

クモハ115-1537 クモハ114-1621
塗装は広島支社の115系に合わせ、白地のものに変更されています。

セキT-13編成

クモハ115-1538 クモハ114-1625
塗装は福知山時代のままの、グレー地のもの(いわゆるカフェオレ)です。
2013年2月に末期色に変更され、下関のカフェオレ色は消滅しました。

セキT-14編成

クモハ115-1539 クモハ114-1627
2012年10月1日、下関総合車両所から黄色となって出場しました。
T編成の末期色化はこの編成が第1号となりました。